「歯ぐきにニキビのようなデキモノができた…」
「押すと膿が出るけど、痛みはない…」
こんな症状がある場合、**「フィステル」という膿の出口ができている可能性があります。
フィステルは、「根尖性周囲炎（こんせんせいしゅういえん）」**という病気が原因で発生することが多く、放置すると歯の根が悪化し、最悪の場合抜歯が必要になることも…。
今回は、フィステルと根尖性周囲炎の原因・治療法について詳しく解説します！
倉敷市連島町の矢部歯科医院でも、フィステルの治療を行っていますので、気になる方は早めにご相談ください。
1. フィステル（歯ぐきの膿の出口）とは？
フィステルとは、歯の根の先で炎症が起こり、溜まった膿が歯ぐきに出口を作っている状態です。
見た目は、白っぽい小さなニキビのような膨らみで、押すと膿が出てくることもあります。
フィステルの特徴
✅ 痛みがないことが多い（膿が外に出るため圧がかからない）
✅ 放置すると大きくなることがある
✅ 膿が出たり引っ込んだりを繰り返す
「痛くないから放っておいても大丈夫？」と思うかもしれませんが、根本的な原因が解決していないと悪化する可能性があるため、早めの治療が必要です！
2. フィステルの原因｜「根尖性周囲炎」とは？
フィステルができる主な原因は、**「根尖性周囲炎（こんせんせいしゅういえん）」**という病気です。
根尖性周囲炎とは？
「根尖」とは、歯の根の先端部分のことを指します。
この部分に細菌感染が起こり、炎症が進行すると膿が溜まり、フィステルができるのです。
根尖性周囲炎の主な原因
🔹 むし歯の放置（神経が死んでしまう）
🔹 過去に神経を取った歯（根管治療後の細菌感染）
🔹 外傷や歯の破折（ヒビが入り、根に細菌が侵入）
✅ 神経が死んだ歯は、痛みがなくても細菌感染しやすい！
✅ 過去に治療した歯でも、根の中に細菌が残っていると炎症が再発する！
3. 根尖性周囲炎の症状チェック
フィステル以外にも、根尖性周囲炎が疑われる症状があります。
こんな症状があったら要注意！
✅ 歯ぐきにニキビのような白いできもの（フィステル）がある
✅ 歯を押すと違和感や軽い痛みがある
✅ 噛んだときにズキンと痛む
✅ 歯ぐきが腫れている
✅ 過去に治療した歯なのに痛みが出てきた
このような症状がある場合は、根尖性周囲炎の可能性が高いため、早めに歯科医院を受診しましょう！
4. フィステルの治療法｜根管治療が必要！
フィステルを治すには、根本的な原因である「根尖性周囲炎」の治療が必要です。
主な治療法として、**「根管治療（こんかんちりょう）」**が行われます。
根管治療の流れ
① 根の中の細菌を除去（歯の内部を掃除）
② 根の内部を消毒し、薬を詰める
③ 根の中をしっかり密閉し、被せ物を装着
✅ フィステルは、根管治療によって自然に消える！
✅ 治療後に再感染を防ぐため、しっかりとした詰め物・被せ物が重要！
⚠ フィステルをつぶしても意味がない！
膿を押し出しても、原因となる細菌が残っている限り、また膿が溜まって再発します。
必ず歯科医院で根管治療を受けることが大切です！
5. 放置するとどうなる？
フィステルや根尖性周囲炎を放置すると、次のような深刻な問題が起こる可能性があります。
🔻 炎症が進み、顎の骨が溶ける（骨吸収）
🔻 歯がグラグラして抜歯が必要になる
🔻 細菌が血液を通じて全身に影響（菌血症）
「痛くないから大丈夫」と思っていると、最終的に抜歯が必要になるケースもあるため、早めの治療が重要です！
6. 予防のためにできること
フィステルや根尖性周囲炎を予防するためには、次のようなケアが大切です。
✅ むし歯を放置せず、早めに治療する！
✅ 神経を取った歯も定期的に検診を受ける！
✅ 歯の違和感があれば、すぐに歯科医院へ！
✅ 歯のクリーニングを定期的に受けて、細菌の増殖を防ぐ！
矢部歯科医院では、根管治療の専門的な治療に加え、予防のための定期検診やクリーニングも行っています。
「歯ぐきにデキモノができた」「過去に治療した歯が痛む」という方は、ぜひ一度ご相談ください！
7. まとめ
フィステル（歯ぐきのデキモノ）は、**「根尖性周囲炎」**が原因で発生することが多く、根管治療が必要です。
✅ フィステルは膿の出口であり、痛みがなくても治療が必要！
✅ 原因は「根尖性周囲炎」＝歯の根の先で細菌が繁殖！
✅ 根管治療を行うことで、フィステルは自然に消える！
✅ 放置すると歯を失うリスクがあるため、早めの受診が大切！
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、根管治療のご相談を受け付けています。
「歯ぐきにデキモノがある」「治療した歯が気になる」方は、お早めにご相談ください！
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