親知らずの抜歯

親知らずの抜歯

親知らずがよく腫れたり痛みが出る方へ

親知らずは解剖学的に一番奥に生えている歯なので歯ブラシが届きにくい特徴があります。
そのためばい菌感染がおこり歯ぐきが腫れたり痛みが出る場合があります。
強く腫れると食事で飲み込むのもつらくなる場合もあります。

親知らずの診断には様々あります

①埋入の方向の確認
②下歯槽神経との距離の確認
③埋入の深さの確認
④歯根が単根か複根か確認
⑤歯根が湾曲しているか確認

親知らずに痛みが出た症例をご紹介

一見すると親知らずは生えていないように見えます。

パノラマレントゲンを撮影してみると一番奥の歯に少し低い位置に親知らずがあるのがわかります。

親知らずの歯根が下歯槽神経に近いため歯科用CBCT(コーンビームCT)を撮影しました。
親知らずの抜歯で気を付けなければならないことは下歯槽神経に歯根が近い場合
抜歯によって神経の鈍麻や麻痺が副作用として起こる場合があります。

今回は赤く記した部分に膿がたまって歯ぐきが腫れてきたようです。

歯科用CBCTを撮影し、親知らずの歯根尖が下歯槽神経と離れていることをよく確認して抜歯を行っています。

親知らずの生え方は人によって異なりますのできちんと診査診断しましょう。

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