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歯内療法(根の治療)

歯の神経を取るとはどういう事でしょうか?

  • 歯の根っこを見てみましょう

    歯の神経の治療といっても様々な症状や状態が存在します。
    そのためまずは歯がどのような構造をしているか見ていきたいと思います。

  • 歯の根っこの内部

    歯の根っこの内部を見てみましょう

    歯の根っこの内部を特殊な染め出しを行い、分かりやすいように青くしています。

    ご覧のように歯の内部は漏斗状になっていて

    根っこの先に進むにつれて細くなっています。

    この複雑な構造が治療を難しくさせていて

    なかなか治りにくいケースも出てきています。

  • 可逆性歯髄炎

    可逆性歯髄炎(かぎゃくせいしずいえん)

    むし歯がどこまで感染しているかによって歯髄の病態は変わります。

    写真を見てみますと赤の矢印が虫歯の感染です。

    この状態だと黄色の空間の歯髄にはまだ感染していません。

    自覚症状としては冷たいものや温かいものに鋭い痛みが一瞬するといった感じです。

    長くズキズキはしないが一瞬だけズキっとすると訴える方が多いようです。

  • 不可逆性歯髄炎

    不可逆性歯髄炎(ふかぎゃくせいしずいえん)

    不可逆性歯髄炎とはもとにもどることはない歯髄炎という意味です。

    むし歯の感染(赤の矢印)が歯髄の内部(黄色の空間)にまで及んでいます。

    元に戻らないのは歯髄の組織や機能、そして自覚症状でもあります。

    症状としては強い自発痛であり、

    ズキズキする、ずんずんする、どくどくするなど人によりさまざまです。

    不可逆性歯髄炎ではその原因となる刺激を除去しても回復せず

    歯髄は遅かれ早かれ歯髄壊死に至ります。

  • 根尖性周囲炎

    根尖性周囲炎

    むし歯の感染(赤の矢印)が歯髄の内部(黄色の空間)から
    根っこの先を越えて外へ波及した状態です。

    歯髄炎とは異なり炎症が根尖から外へ飛び出た状態を根尖性周囲炎と言います。

    痛みが強く出る急性期とあまり痛みを伴わない慢性期と症状は複雑ですが、

    咬むと痛む、歯ぐきにぷくっとしたふくらみがある
    といった症状を訴える方が多いように思います。

神経を取らないにこしたことはありません

  • 神経を取ってしまった歯は歯根破折を起こしやすくなります

    神経を取った歯すべてが歯根破折を起こすわけではありません。

    しかし、健康な歯髄が残っている歯より根管治療を行った歯は歯根破折を起こしやすくなるのは事実です。

    下のレントゲン写真は残念ながら根管治療後、数年で歯根破折を起こしてきた症例です。

    患者さんは転んで歯をぶつけたわけではなく、普通に食事をしていただけです。

    ある日、咬むと痛むという症状が出て当医院を訪れた方ばかりです。

  • 歯根破折

    歯根が赤の矢印のところで割れてしまっています。

  • 歯根破折

    こちらも真っ二つに割れています。

  • 歯根破折

    大臼歯でも咬む力に負けて割れてしまうこともあります。

  • 歯科医師はできるだけ神経を保存したいと思っています。

    しかし、それは正常な神経であって

    むし歯の細菌の感染を受けた汚染された神経は取り除かなければなりません。

    上の分類では可逆性歯髄炎では神経を保存できるケースが多いです。

    不可逆性歯髄炎と根尖性周囲炎では神経を取り除かなければなりません。

    私もかなり大きなむし歯であっても細菌感染の疑いがない状態であれば
    多くの症例で歯髄の保存を行っています。

    そのためにも保存可能な歯髄をきちんと判別するために正確な診査診断がとても重要になってきます。

歯髄の診査診断

冷試験診査 温試験診査 電気歯髄診査

  • パルパー

    歯髄診断用冷却材

  • 電気歯髄診

X線診査 デンタルレントゲン検査 歯科用CT検査

  • デンタルレントゲン検査

    デンタルレントゲン検査

    むし歯の有無や範囲、不適合な修復物、過去に治療された深さ

    根管の拡大や狭窄の有無、歯髄内部の石灰化や根管充填の質など

    デンタルレントゲン検査で調べることは多岐にわたります。

  • 歯科用CT検査

    歯科用CT検査

    歯科用CT検査は近年急速に普及してきています。

    デンタルレントゲン検査が第一優先されますが

    それだけでは鑑別診断や確定診断が困難な場合や

    上顎洞炎の疑いがある場合上顎洞との交通の有無を精査する場合など

    歯科用CT検査がより利益となる場合もあります。

根管充填

  • 根管充填

    歯髄にとても近づくむし歯があります, 感染は歯髄内部にまで及んでいました。

  • 根管充填

    根管の長さを計測

  • 根管充填

    根尖部まで緊密に詰まった根管充填が重要です。

  • 根管充填

    口蓋根が歯髄壊死していた症例

  • 根管充填

    適切な根管治療で痛みはなくなりました。

  • 根管充填

    頬側に大きなカリエスによる透過像が認められた症例

  • 根管充填

    上顎大臼歯は3根4根管の可能性があるので注意して根管治療を行っている.

  • 根管充填

    黒くなっている部分にむし歯があります, むし歯はとても大きく歯髄に感染していました。

  • 根管充填

    根管の内部が特殊な形をしていたので、 お薬を入れて様子見中です。

  • 根管充填

    症状もきれいになくなったので根尖まで緊密に根管充填します。