こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
「歯ぐきが腫れて膿が出てるけど、これって薬で治るの?」
「歯医者に行く前に、市販薬でなんとかならないかな?」
歯ぐきの腫れや膿が出る症状は、歯周病や歯の根の炎症(根尖性歯周炎)などが原因で起こることが多いです。
「痛みがあるから市販薬で治そう」と考える方もいますが、薬だけで完全に治すことは難しく、適切な治療が必要になることも!
今回は、歯ぐきの腫れと膿の原因・歯科での治療・市販薬の活用方法と注意点について詳しく解説します!
歯ぐきが腫れて膿が出る原因とは?
① 歯周病(歯ぐきの炎症による膿)
✅ 歯ぐきが赤く腫れ、出血しやすい
✅ 歯ぐきから膿が出る(歯周ポケットに細菌が溜まる)
✅ 口臭が強くなる・歯がグラつくことも
💡 進行すると歯を支える骨が溶け、歯が抜ける原因に!
② 歯の根の炎症(根尖性歯周炎・歯根嚢胞)
✅ むし歯の治療をした歯の根元が腫れる
✅ 押すと違和感がある・噛むと痛い
✅ 膿がたまり、頬が腫れることもある
💡 放置すると炎症が広がり、強い痛みや発熱を伴うことも!
③ 親知らずの炎症(智歯周囲炎)
✅ 奥歯の奥が腫れている・痛みがある
✅ 噛むと違和感がある・膿が出ることも
✅ 口が開けにくい・顎が腫れることがある
💡 親知らずの生え方次第では、抜歯が必要になることも!
歯ぐきの腫れと膿に市販薬は効く?
市販薬には、**「痛みを和らげる薬」や「炎症を抑える薬」**がありますが、膿の原因となる細菌を完全に除去することはできません。
🟢 痛みを抑える薬(鎮痛剤)
✅ ロキソニンS(ロキソプロフェン) → 炎症を抑え、痛みを軽減
✅ カロナール(アセトアミノフェン) → 比較的マイルドな鎮痛剤
💡 痛み止めは一時的な対処なので、根本治療は歯科医院で!
🟢 抗生物質(細菌の増殖を抑える薬)
市販の抗生物質は販売されておらず、歯ぐきの腫れや膿を伴う炎症には、歯科医院で処方される抗生物質が必要になることが多いです。
✅ ペニシリン系(アモキシシリン) → 細菌感染を抑える
✅ セフェム系(セフカペンピボキシル) → 歯科でよく使われる抗生物質
💡 自己判断で抗生物質を飲むのはNG!歯科医の診断を受けましょう!
🟢 口腔用軟膏(殺菌・消炎効果)
✅ ケナログ(トリアムシノロンアセトニド) → 口内炎や軽度の炎症に有効
✅ アズレンスルホン酸ナトリウム(アズノール) → 炎症を抑えるうがい薬
💡 口内炎などの軽度の腫れには効果があるが、歯周病や根の感染には不十分!
歯科医院での治療方法
市販薬で一時的に症状を和らげることはできますが、根本的な治療をしないと、腫れや膿は繰り返し発生する可能性があります。
🦷 ① 歯周病の治療(スケーリング・ルートプレーニング)
✅ 歯ぐきの奥にたまった歯石やプラークを除去
✅ 抗生物質を使って炎症を抑えることも
✅ 重度の歯周病は外科的な処置が必要になることも!
💡 定期的なクリーニングが、再発予防のポイント!
🦷 ② 歯の根の治療(根管治療)
✅ 根の奥に感染がある場合、膿を取り除く治療を行う
✅ 根の中を消毒し、薬を詰めて密封する
💡 根管治療を適切に行うことで、再発を防げます!
🦷 ③ 親知らずの抜歯(炎症が続く場合)
✅ 親知らずが原因で腫れや膿が出る場合は、抜歯が必要なことも!
✅ 炎症がひどい場合は、抗生物質で落ち着かせてから抜歯することもある
💡 抜くべきかどうかは、レントゲンで確認しましょう!
歯ぐきの腫れがあるときの注意点!
やってはいけないこと!
❌ 痛い部分を強く触る・押す → 炎症が悪化することも!
❌ アルコールや刺激の強い食べ物を摂る → 炎症を悪化させる可能性
❌ 温める(お風呂・カイロ) → 血流が良くなり、痛みが増すことも!
💡 まずは、適切な処置を行い、早めに歯科医院を受診しましょう!
まとめ|歯ぐきの腫れと膿を治すには?
✅ 市販薬で一時的に症状を和らげることは可能!
✅ ただし、抗生物質は歯科で処方されるものが必要!
✅ 歯周病・根の炎症・親知らずの影響など、原因に合った治療が必要!
✅ 放置すると悪化するため、できるだけ早めに歯科医院へ!
倉敷市連島・水島・玉島エリアの矢部歯科医院では、歯ぐきの腫れや膿の治療を行っています。
「市販薬で治るか相談したい」「腫れが引かない…」という方は、お気軽にご相談ください!
📞 お問い合わせ・予約はこちら0864448800
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