こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
「子どもの歯がなかなか生えてこない…」「歯科検診で『歯が足りない』と言われた!」という経験はありませんか?
実は、**生まれつき歯の本数が少ない「先天性欠損歯」**という症状があり、珍しいことではありません。
今回は、先天性欠損歯の原因や治療法、放置した場合のリスクについて詳しく解説します!
先天性欠損歯とは?
**先天性欠損歯(せんてんせいけっそんし)**とは、生まれつき永久歯の一部がない状態を指します。
通常、乳歯が抜けた後は永久歯が生えてきますが、先天性欠損歯の場合、永久歯がないため乳歯が抜けても次の歯が生えてきません。
💡 どの歯が欠損しやすい?
特に、前から2番目の歯(側切歯)や奥歯(第二小臼歯)が欠損しやすい傾向があります。
先天性欠損歯の原因とは?
✔ 遺伝的要因(家族に同じ症状がある場合、発生しやすい)
✔ 進化的要因(昔に比べ、顎が小さくなり、不要な歯が減ってきていると考えられる)
✔ 胎児期の影響(妊娠中の環境や栄養不足が関与する可能性も)
最近では、日本人の10人に1人が先天性欠損歯を持っているとも言われており、決して珍しいことではありません。
先天性欠損歯を放置するとどうなる?
永久歯が足りない場合、以下のような問題が起こることがあります。
❌ 噛み合わせが悪くなる(歯並びが乱れ、他の歯に負担がかかる)
❌ 乳歯が抜けると大きなすき間ができる(審美的に気になる)
❌ 発音に影響が出る(特に前歯が欠損していると、サ行・タ行の発音がしにくい)
❌ 顎の成長が不十分になる可能性(噛む力が弱くなり、顎の発育に影響を与える)
お子さんの場合、成長期に適切な治療を受けることで、歯並びや噛み合わせを整えることができます。
先天性欠損歯の治療方法
1. 乳歯をできるだけ長く残す
先天性欠損歯の場合、乳歯が自然に残るケースもあります。できるだけ長く使えるように定期的なチェックと虫歯予防を行いましょう。
2. 矯正治療で歯並びを整える
歯のすき間が大きい場合や噛み合わせに問題がある場合、**矯正治療(歯列矯正)**で改善できます。
3. ブリッジや入れ歯を使う(成人の場合)
欠損している部分を補うために、ブリッジ(人工の歯を両隣の歯に固定する方法)や部分入れ歯を選択することもあります。
4. インプラント治療(成人の場合)
成長が終わった後(18歳以上)に、人工の歯根を埋め込むインプラント治療も選択肢になります。
お子さんの歯が足りないかも?と思ったら…
🔹 歯科検診で「生え変わりが遅い」と言われた
🔹 乳歯が抜けたのに、永久歯がなかなか生えてこない
🔹 家族に先天性欠損歯の人がいる
このような場合は、一度歯科医院でレントゲン検査を受けることをおすすめします!
早めに発見することで、お子さんに合った治療計画を立てることができます。
まとめ|先天性欠損歯は早めのチェックが大切!
**生まれつき永久歯が足りない「先天性欠損歯」**は、成長とともに影響が出ることがあります。
特にお子さんの場合は、早めに検査・相談をすることで適切な治療を受けられます!
✔ 「歯が足りないかも?」と気になったら、まずは歯科医院でチェック!
✔ 乳歯をできるだけ長持ちさせることが大切!
✔ 必要に応じて矯正治療や補綴(ほてつ)治療を検討しましょう!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、お子さんから大人まで、先天性欠損歯の診断・治療を行っています。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください!
📞 お問い合わせ・予約はこちら0864448800
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