こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
「フッ素配合の歯磨き粉が良いって聞くけど、どれを選べばいいの?」
「フッ素濃度って何?子どもと大人で違うの?」
歯を強くし、むし歯予防に効果的な**フッ素(フッ化物)**は、歯磨き粉を選ぶ際の大切なポイントです。
しかし、市販の歯磨き粉にはさまざまな種類があり、どれが自分に合っているのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、フッ素配合歯磨剤の選び方や使用時のポイントについて詳しく解説します!
フッ素(フッ化物)とは?なぜ歯に良いの?
**フッ素(フッ化物)は、歯を強くし、むし歯を防ぐ働きを持つ成分です。
歯科の世界では「むし歯予防の三大効果」**として知られています。
🦷 フッ素の3つの効果
✅ 歯の再石灰化を促進する(初期むし歯を修復する)
✅ 歯を酸に強くする(むし歯になりにくい歯をつくる)
✅ むし歯菌の活動を抑える(酸の生成を防ぐ)
💡 毎日の歯みがきでフッ素を取り入れることで、むし歯予防の効果が高まります!
フッ素配合歯磨き粉の選び方のポイント
① フッ素濃度をチェック!年齢に合った濃度を選ぼう
フッ素濃度(ppm)は、年齢ごとに適切なものを選ぶことが重要です。
年齢 | 推奨フッ素濃度(ppm) | 使用量の目安 |
---|---|---|
6ヶ月~2歳 | 500ppm以下 | 米粒程度 |
3~5歳 | 500~1000ppm | グリーンピース程度 |
6~14歳 | 1000~1500ppm | 歯ブラシの1/3~1/2程度 |
15歳以上(成人) | 1450ppm | 歯ブラシ全体(1~2cm程度) |
💡 フッ素濃度は、1000ppm以上のものがむし歯予防に効果的とされています。
大人の方は1450ppmの歯磨き粉を選ぶのがおすすめです!
② フッ素の種類を確認しよう!
フッ素にはいくつかの種類があります。成分表示をチェックしてみましょう。
✅ フッ化ナトリウム(NaF) → すばやく歯に取り込まれ、即効性がある
✅ モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP) → 歯にゆっくり浸透し、持続性がある
✅ フッ化第一スズ(SnF2) → むし歯予防だけでなく、歯ぐきの健康を守る効果もある
💡 「NaF(フッ化ナトリウム)」が含まれている歯磨き粉は、効果が高いと言われています!
③ むし歯予防だけじゃない!目的に合った成分を選ぶ
歯磨き粉には、フッ素以外にもさまざまな成分が含まれています。
🔹 むし歯予防を重視するなら?
→ フッ素(NaF・MFP)+キシリトール入りのものがオススメ!
🔹 知覚過敏が気になるなら?
→ 硝酸カリウム・乳酸アルミニウム配合のものを選ぶ!
🔹 歯周病対策をしたいなら?
→ **IPMP(イソプロピルメチルフェノール)、トラネキサム酸、塩化セチルピリジニウム(CPC)**が配合されたものが◎
🔹 ホワイトニングしたいなら?
→ ポリリン酸ナトリウム・ピロリン酸ナトリウム配合のものが効果的!
💡 目的に合わせて、フッ素+αの成分を選ぶとより効果的です!
④ 研磨剤の有無をチェック!
✅ 着色汚れが気になる方は、研磨剤入りの歯磨き粉がオススメ
✅ 知覚過敏がある方は、研磨剤の少ないものを選ぶと◎
✅ 電動歯ブラシを使う場合は、「低研磨性」のものを選ぶとブラシが傷みにくい
💡 「無研磨」「低研磨」タイプは歯にやさしく、毎日の使用に適しています!
フッ素歯磨き粉の効果を最大限に引き出す使い方
① うがいは1回だけ!
フッ素の効果を持続させるために、歯みがき後のうがいは1回、少量の水(約15ml)で行うのが理想的です。
② 歯みがきの回数は1日2回以上!
✅ 朝食後・寝る前の2回は必ず磨く
✅ 寝る前はフッ素濃度の高い歯磨き粉を使うと効果UP!
③ フッ素ジェルや洗口液をプラスするのも◎
より高いむし歯予防効果を得たい場合は、フッ素ジェルやフッ素洗口液を併用するのもオススメです。
まとめ|フッ素配合歯磨き粉でむし歯予防を強化しよう!
✅ 年齢に合ったフッ素濃度を選ぶ(大人は1450ppmが推奨)
✅ フッ素の種類や目的に合った成分をチェック!
✅ 歯みがき後のうがいは1回だけにして、フッ素を口の中に残す!
✅ フッ素ジェルや洗口液を併用すると、さらに効果的!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、むし歯予防に最適な歯磨き粉の選び方をアドバイスしています。
「自分に合った歯磨き粉を知りたい」「フッ素を効果的に使いたい!」という方は、お気軽にご相談ください!
📞 お問い合わせ・予約はこちら0864448800
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