こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
「歯が抜けてしまったけど、そのままにしていて大丈夫?」「部分入れ歯やブリッジの選択はどう決めるの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
実は、歯の欠損の状態によって「アイヒナーの分類」という基準があり、それに応じた治療法が決まるのです。
今回は、アイヒナーの分類とは何か、そして歯が抜けたときの治療法の選択肢について解説します!
「アイヒナーの分類」とは?
「アイヒナーの分類(Eichner Classification)」は、残っている歯の状態に応じて咬み合わせを4つのグループに分類する方法です。
歯が抜けると、単に見た目だけでなく咬み合わせ(咀嚼機能)や顎の健康にも影響を与えるため、この分類は義歯(入れ歯)やインプラント治療を考える上でとても重要です。
アイヒナーの分類|4つのグループ
アイヒナーの分類は、**上下の歯がしっかり咬み合っているかどうか(咬合支持)**を基準に、A~Dの4つに分かれます。
🦷 A群(咬合支持あり) → 健康な状態に近い
✅ 奥歯(臼歯部)でしっかり咬み合っている
✅ 咬合力が安定している
💡 治療の必要性は低く、定期的なメンテナンスが重要!
🦷 B群(部分的に咬合支持あり) → 一部の奥歯が欠損
✅ 一部の奥歯が失われ、咬み合わせが不安定
✅ 片側または両側の奥歯の一部でのみ咬める
💡 適切な治療(部分入れ歯・ブリッジ・インプラントなど)で機能回復を!
🦷 C群(咬合支持なし) → ほとんどの奥歯が欠損
✅ 前歯はあるが、奥歯がほぼないためしっかり噛めない
✅ 顎への負担が大きくなり、食事や発音に影響が出る
💡 部分入れ歯・インプラントで咬合支持を回復する必要あり!
🦷 D群(歯がほぼない状態) → 無歯顎(総入れ歯が必要)
✅ 上下ともにほぼ歯がない
✅ 顎の骨がやせてしまい、噛む力が大幅に低下
💡 総入れ歯・インプラント義歯などで噛む力を回復する必要あり!
歯が欠損したときの治療法
歯が抜けたまま放置すると、隣の歯が傾いたり、噛み合わせが悪くなったりするリスクがあります。
そのため、欠損の状態に応じた適切な治療を受けることが大切です。
✅ 部分的な欠損(B群・C群)の場合
- ブリッジ(隣の歯を支えにする方法)
- 部分入れ歯(取り外し可能な義歯)
- インプラント(人工歯根を埋め込む方法)
✅ 全体的な欠損(C群・D群)の場合
- 総入れ歯(フルデンチャー)
- インプラントオーバーデンチャー(インプラントを支えにする総入れ歯)
- All-on-4(オールオンフォー)(4本のインプラントで固定する方法)
💡 どの治療が適しているかは、アイヒナーの分類に基づき、歯科医が診断します!
歯を失ったら放置せず、早めの治療を!
「奥歯1本くらい抜けても大丈夫」と思っていませんか?
実は、歯が1本でも抜けたまま放置すると、隣の歯が傾き、噛み合わせのバランスが崩れることがあります。
結果的に、顎の痛みや歯並びの悪化につながることも…。
🔹 歯が抜けたら早めに歯科医院で相談しましょう!
🔹 欠損の状態に応じた適切な治療を受けることで、噛む力を維持できます!
まとめ|アイヒナーの分類を知って、適切な治療を受けよう!
✅ アイヒナーの分類とは、歯の欠損状態を4つのグループ(A〜D)に分類する方法!
✅ 欠損の仕方によって、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの治療法が変わる!
✅ 歯を失ったまま放置すると、噛み合わせが悪くなり、さらにトラブルが増える可能性も!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、歯の欠損状態を詳しく診断し、最適な治療方法をご提案しています。
「歯が抜けてしまった」「どんな治療が合っているかわからない」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
📞 お問い合わせ・予約はこちら0864448800
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