「子供の歯並びが悪くなる原因って何?」
「食べるときに舌が前に出ている気がするけど大丈夫?」
「矯正治療をしても、また歯並びが悪くなった…」
歯並びが乱れる原因には、「遺伝」だけでなく、普段の舌の使い方や飲み込み方(嚥下癖)も大きく影響しています。
特に、「異常嚥下癖(いじょうえんげへき)」と呼ばれる誤った飲み込みの癖があると、前歯が出っ歯になったり、開咬(前歯が噛み合わない状態)になったりするリスクが高まるのです。
今回は、異常嚥下癖とは何か、歯並びへの影響、改善するためのトレーニング方法について詳しく解説します!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、歯並びの矯正治療だけでなく、**正しい舌や口の動きを身につけるトレーニング(MFT:口腔筋機能療法)**も行っていますので、ぜひ参考にしてください!
1. 異常嚥下癖とは?
▶ 「正しい嚥下」と「異常嚥下」の違い
嚥下(えんげ)とは、「食べ物や飲み物を飲み込む動作」のことを指します。
✅ 正しい嚥下(正常な飲み込み方)
・舌先が上あご(スポットと呼ばれる部分)につく
・舌の後ろ側が喉の奥に押し込むようにして飲み込む
・唇や頬に余計な力が入らない
❌ 異常嚥下癖(間違った飲み込み方)
・舌が前に出る(舌突出癖)
・飲み込むときに上下の前歯の間に舌が出る
・唇や頬の筋肉に力が入る
💡 異常嚥下癖があると、歯に余計な力がかかり、歯並びが乱れる原因になります!
2. 異常嚥下癖が歯並びに与える影響
「正しい飲み込み方」ができていないと、歯に不自然な圧力がかかり、歯並びが悪くなるリスクが高まります。
▶ 異常嚥下癖による歯並びへの影響
✅ 出っ歯(上顎前突)
・舌が前歯を押し出すことで、上の前歯が前に出てしまう
✅ 開咬(かいこう)
・舌が前歯の間に入る癖があると、上下の前歯が噛み合わなくなる
✅ 受け口(下顎前突)
・舌の使い方が原因で下の前歯が前に出ることがある
✅ 矯正治療後の後戻り
・矯正治療で歯並びを整えても、異常嚥下癖があると歯が元の位置に戻りやすい
💡 歯並びの矯正を考えている方は、同時に「嚥下癖」もチェックすることが大切!
3. 異常嚥下癖のチェック方法
お子さんやご自身に異常嚥下癖があるかどうか、以下のポイントをチェックしてみましょう!
✅ 飲み込むときに唇が強く閉じている
✅ 食べ物を飲み込むとき、前歯に舌が当たる
✅ 普段、口がポカンと開いていることが多い
✅ 発音が不明瞭で「さ行」や「た行」が苦手
✅ よく舌を出す癖がある
💡 1つでも当てはまる場合は、歯科医院でチェックを受けてみましょう!
4. 異常嚥下癖を改善するトレーニング(MFT)
異常嚥下癖を改善するには、**「MFT(口腔筋機能療法)」**と呼ばれるトレーニングが有効です。
毎日の習慣に取り入れることで、正しい舌の動きを身につけましょう!
▶ MFTの基本トレーニング
① スポットポジションを覚える(舌の正しい位置)
✅ 舌先を上あごの「スポット」に置く(上の前歯のすぐ後ろの膨らみ)
✅ 意識的に舌をその位置にキープする練習をする
② あいうべ体操(口の周りの筋肉を鍛える)
✅ 「あー」「いー」「うー」「べー」と、大きく口を開けて発声
✅ 舌や唇の筋肉を鍛えることで、正しい嚥下につながる
③ ガムトレーニング(舌の筋力UP)
✅ ガムを舌先で上あごに押し付けるようにして噛む
✅ 舌の動きを鍛えることで、正しい嚥下につながる
④ 舌を使った飲み込み練習
✅ 一口ずつしっかり噛み、舌を上あごに押し当てながら飲み込む
✅ 唇や頬に余計な力を入れずに、舌の動きだけで飲み込むことを意識する
💡 トレーニングを継続することで、正しい嚥下の習慣が身につきます!
5. まとめ|歯並びを整えるには「嚥下癖」のチェックも重要!
✅ 異常嚥下癖があると、歯並びが悪くなったり、矯正治療の後戻りの原因になることがある!
✅ 舌が前に出る癖があると、出っ歯や開咬、受け口のリスクが高まる!
✅ 正しい嚥下を身につけるためには、「MFT(口腔筋機能療法)」のトレーニングが有効!
✅ 歯並びの矯正を考えている方は、嚥下癖も一緒に改善することが大切!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、歯並びの矯正だけでなく、異常嚥下癖の改善トレーニング(MFT)にも対応しています!
「子供の歯並びが気になる…」
「矯正後の後戻りを防ぎたい!」
「飲み込み方や舌の使い方をチェックしてほしい!」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください!
正しい口の使い方を身につけて、きれいな歯並びをキープしましょう!
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