「日本人の平均的な歯の本数ってどれくらい?」
「年齢を重ねると、どのくらい歯が残るの?」
「80歳で20本の歯を残す“8020運動”って実現できるの?」
歯の健康は、人生の質(QOL)や全身の健康に大きく影響します。
そこで、厚生労働省が実施する**「歯科疾患実態調査」**では、**日本人の年齢別の残存歯数(自分の歯が何本残っているか)**が報告されています。
今回は、最新の歯科疾患実態調査のデータをもとに、年齢別の残存歯数の平均や、歯を健康に保つためのポイントを詳しく解説します!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、予防歯科を通じて、皆さまの歯の健康をサポートしていますので、ぜひ参考にしてください!
1. 日本人の年齢別の平均残存歯数とは?
日本人の平均的な**「残存歯数(自分の歯が何本残っているか)」は、年齢とともに変化します。
厚生労働省が行った最新の歯科疾患実態調査**(2021年)によると、以下のような結果が出ています。
年齢別の平均残存歯数(2021年調査)
年齢 | 平均残存歯数 |
---|---|
20代 | 約28本 |
30代 | 約27本 |
40代 | 約26本 |
50代 | 約24本 |
60代 | 約21本 |
70代 | 約16本 |
80代 | 約10本 |
① 20〜40代はほぼすべての歯が残っている
✅ 20代はほぼ親知らずを除いた28本が残っている
✅ 30代〜40代になると、むし歯や歯周病で数本失う人も
この世代では、むし歯の早期治療・歯周病の予防が大切です!
② 50代から歯の喪失が増加
✅ 50代で平均24本、60代で平均21本に減少
✅ 歯を失う主な原因は歯周病!
50代からは、歯周病による歯の喪失が増えるため、定期的な検診とクリーニングが不可欠です。
③ 70代・80代は、歯が大きく減少
✅ 70代で平均16本、80代では約10本に
✅ 80歳で20本の歯を残す「8020運動」を達成する人も増えている!
この世代では、入れ歯やインプラントを活用するケースも増えますが、残存歯を守ることが食事や健康維持に直結します。
2. 残存歯数が少ないとどうなる?
「歯が少なくても、入れ歯があるから大丈夫?」と思うかもしれませんが、歯を失うとさまざまな問題が発生します。
✅ 食べられるものが制限される → 栄養バランスの偏り
✅ 噛む力の低下 → 認知症のリスク上昇
✅ 発音が不明瞭になり、会話がしづらくなる
💡 歯が多く残っているほど、健康寿命が長くなることが研究で証明されています!
3. できるだけ多くの歯を残すために!予防のポイント
残存歯数を増やし、できるだけ長く自分の歯で食事を楽しむためには、日頃のケアが重要です。
① 毎日の歯磨きを徹底
✅ フッ素入り歯磨き粉を使い、むし歯を予防
✅ デンタルフロスや歯間ブラシで歯と歯の間のケアを
✅ 電動歯ブラシを活用すると効率よくプラーク除去!
② 定期的な歯科検診を受ける
✅ 3〜6ヶ月に1回は歯科医院で検診を受ける
✅ 歯石除去(スケーリング)やクリーニングを行う
✅ 初期むし歯・歯周病の発見で、歯の喪失を防ぐ!
③ 歯周病の予防を徹底
✅ 歯周病は歯を失う最大の原因!
✅ 歯ぐきの腫れ・出血・口臭が気になる場合は早めの受診を
✅ 歯ぐきの健康を保つために、正しい歯磨きと歯科ケアが必須!
④ 噛む力を鍛える
✅ しっかり噛んで食べることで、歯や顎を強くする
✅ 硬めの食材(野菜・ナッツ・玄米)を意識して取り入れる
✅ ガムを噛む習慣も◎(シュガーレスガム推奨)
⑤ 生活習慣を見直す
✅ タバコは歯周病を進行させるので禁煙を!
✅ 糖分の多い食事は控え、バランスの取れた食事を
✅ ストレス管理・良質な睡眠で免疫力を高める
4. まとめ
✅ 日本人の平均残存歯数は、年齢とともに減少!
✅ 80歳で20本の歯を残す「8020運動」を目指そう!
✅ 歯を失うと、食事・会話・健康に大きな影響を及ぼす!
✅ むし歯・歯周病を防ぐために、日頃のケアと定期検診が重要!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、8020運動を推進し、皆さまの歯の健康を守るための予防歯科に力を入れています。
「最近、歯ぐきが気になる」「検診を受けていない」という方は、ぜひ一度ご相談ください!
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