こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
「インプラントは人工の歯だから、虫歯にはならないんでしょ?」
「でも、インプラントは歯周病になるって聞いたことがある…」
実は、インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病の一種である「インプラント周囲炎」になる可能性があります!
インプラントを長く快適に使うためには、天然歯と同じように適切なケアが必要なのです。
今回は、インプラント周囲炎の原因・症状・予防方法について詳しく解説します!
インプラントはなぜ虫歯にならない?
天然の歯は**エナメル質・象牙質・歯髄(神経)**で構成されていますが、インプラントはチタンやセラミックなどの人工素材でできています。
そのため、ミュータンス菌(虫歯の原因菌)が酸を出しても、インプラント自体が溶けることはありません。
✅ インプラント=虫歯にはならない!
✅ しかし、インプラントの周囲の歯ぐきや骨は炎症を起こす可能性がある!
つまり、インプラントを入れたからといって、何もしなくていいわけではないのです。
むしろ、適切なケアを怠ると「インプラント周囲炎」と呼ばれる病気にかかるリスクが高くなります。
インプラント周囲炎とは?
🦷 インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こり、進行するとインプラントを支える骨が溶けてしまう病気です。
症状が進むと、最悪の場合、インプラントが抜け落ちることも…!
🩸 インプラント周囲炎の2つの段階
病名 | 症状 | 治療しないと… |
---|---|---|
インプラント周囲粘膜炎 | 歯ぐきが赤く腫れる、出血がある | 歯ぐきの炎症が進行し、骨まで影響を及ぼす |
インプラント周囲炎 | 歯ぐきの腫れ・出血・膿、インプラントがぐらつく | 骨が溶け、インプラントが脱落する可能性が高くなる |
💡 初期の段階で適切なケアをすれば、インプラント周囲炎の進行を防ぐことができます!
インプラント周囲炎の主な原因
① プラーク(歯垢)や歯石の蓄積
天然歯と同じように、インプラントの周囲にもプラーク(細菌の塊)がたまります。
プラークを放置すると歯石になり、細菌が増殖して炎症を引き起こします。
② 歯みがき不足(セルフケアの不備)
天然の歯と比べ、インプラントは歯ぐきとの結びつきが弱いため、細菌が入り込みやすい構造になっています。
そのため、適切なブラッシングやフロス、歯間ブラシを使わないと汚れが残りやすい!
③ 定期的なメンテナンス不足
インプラントを長持ちさせるには、歯科医院での定期的なクリーニングが必須!
定期的に歯石除去や噛み合わせのチェックを受けないと、インプラント周囲炎のリスクが高まります。
④ 喫煙(タバコ)
喫煙をしていると血流が悪くなり、歯ぐきの免疫力が低下します。
その結果、細菌感染が起こりやすく、インプラント周囲炎のリスクが3~4倍に!
💡 喫煙者の方は、インプラント治療後の禁煙を検討することが重要です!
インプラント周囲炎の予防方法
① 毎日のセルフケアを徹底する
✅ 歯ブラシ(ソフトタイプ)で丁寧に磨く!
✅ 歯間ブラシやフロスを使って、インプラントの周囲をしっかり清掃!
✅ 洗口液(ノンアルコールタイプ)を併用すると、細菌の増殖を抑えられる!
💡 特に、インプラントの根元(歯ぐきとの境目)にはプラークが溜まりやすいので注意!
② 3~6ヶ月に1回、歯科医院でメンテナンスを受ける
✅ 歯科医院でのクリーニング(PMTC)で歯石を除去!
✅ インプラントの噛み合わせをチェックし、負担がかかりすぎていないか確認!
✅ 歯ぐきの状態を定期的にチェックし、炎症がないか確認!
💡 定期検診を怠ると、知らないうちにインプラント周囲炎が進行してしまうことも!
③ 禁煙&生活習慣の改善
✅ タバコをやめることで、歯ぐきの血流が良くなり、炎症のリスクが低下!
✅ ストレスを減らし、免疫力を高める!
✅ バランスの取れた食生活で、歯ぐきの健康を維持!
💡 「インプラント=放置しても大丈夫」ではなく、「インプラント=長持ちさせるためのケアが必要」!
まとめ|インプラントもメンテナンスが大切!
✅ インプラントは虫歯にならないが、歯周病(インプラント周囲炎)には要注意!
✅ 歯ぐきの腫れ・出血・インプラントのぐらつきがある場合は、すぐに歯科医院へ!
✅ 毎日のセルフケア(歯ブラシ+歯間ブラシ+洗口液)が予防のカギ!
✅ 3~6ヶ月に1回の定期メンテナンスを受けることで、インプラントを長持ちさせられる!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、インプラント治療後のメンテナンスにも力を入れています。
「インプラントがあるけど、最近チェックしていない…」という方は、お気軽にご相談ください!
📞 お問い合わせ・予約はこちら0864448800
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