「歯周病って歯ぐきの病気じゃないの?」
「歯周病が全身の健康に影響を与えるって本当?」
「最近、テレビやニュースでも歯周病と全身疾患の関係が話題になっているけど、なぜ?」
実は、歯周病はお口の中だけの問題ではなく、全身の健康にも深く関わっています。
近年の研究では、歯周病が糖尿病・心臓病・脳卒中・認知症などのリスクを高めることが明らかになっています。
今回は、歯周病の原因や全身疾患との関連性、予防方法について詳しく解説します!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、歯周病の予防・治療を通じて、皆さまの健康をサポートしていますので、ぜひ参考にしてください。
1. そもそも歯周病とは?
歯周病の基本知識
歯周病とは、歯ぐきや歯を支える骨が細菌によって炎症を起こし、進行すると歯が抜けてしまう病気です。
初期段階では自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することが多いため「沈黙の病気」とも呼ばれます。
✅ 歯ぐきが腫れる・赤くなる
✅ 歯を磨くと血が出る
✅ 口臭が気になる
✅ 歯ぐきが下がり、歯が長く見える
✅ 歯がグラグラする
これらの症状がある方は、歯周病の可能性が高いため、早めの対策が必要です!
2. 歯周病の原因とは?
① 歯垢(プラーク)の蓄積
歯周病の主な原因は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。
この細菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、歯を支える骨を少しずつ破壊していきます。
② 生活習慣の影響
歯周病は、以下のような生活習慣によって悪化することがあります。
✅ 喫煙(タバコ):歯ぐきの血流を悪化させ、歯周病を進行させる
✅ ストレス:免疫力が低下し、歯周病菌が増えやすくなる
✅ 食生活の乱れ:糖分の多い食事が細菌の増殖を助長する
✅ 歯ぎしり・食いしばり:歯や歯ぐきに負担をかけ、歯周病を悪化させる
③ 口呼吸
口呼吸をしていると、口の中が乾燥し、歯周病菌が繁殖しやすくなるため、注意が必要です。
3. 歯周病と関連が深い全身疾患
歯周病の炎症が全身に広がることで、さまざまな病気のリスクを高めることが分かっています。
① 糖尿病
✅ 歯周病があると、血糖値のコントロールが悪化!
✅ 逆に、糖尿病があると歯周病の進行が早くなる!
歯周病による炎症が**「インスリン抵抗性」を引き起こし、血糖値が下がりにくくなる**ため、糖尿病が悪化しやすくなります。
そのため、糖尿病の方は歯周病ケアが特に重要です。
② 心臓病(心筋梗塞・動脈硬化)
✅ 歯周病菌が血管内に入り込み、動脈硬化を引き起こす!
✅ 血栓(血の塊)ができやすくなり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上がる!
歯周病が進行すると、歯ぐきから細菌が血流に乗って全身を巡り、血管を傷つけることがあります。
③ 認知症
✅ 歯周病菌が脳に影響を与え、認知症リスクを高める!
近年の研究では、アルツハイマー型認知症の発症に「歯周病菌」が関与していることが分かっています。
歯を失うことも認知症のリスクを高めるため、歯周病予防は脳の健康にも重要です。
④ 早産・低出生体重児
✅ 妊娠中の歯周病が、早産や低体重児出産のリスクを高める!
✅ 歯周病菌が子宮に影響を与え、陣痛を引き起こすことがある!
妊娠中の方は、歯周病ケアをしっかり行うことで、赤ちゃんの健康を守ることができます。
4. 歯周病を予防・改善するためにできること
① 正しい歯磨きを徹底する
✅ 歯と歯ぐきの境目を意識して磨く
✅ フロスや歯間ブラシを併用する
✅ 電動歯ブラシの活用も効果的!
② 定期的な歯科検診を受ける
✅ 歯科医院で歯石を除去する(スケーリング)
✅ 3〜6ヶ月ごとの検診で早期発見・早期治療!
③ 生活習慣を見直す
✅ 禁煙する(喫煙は歯周病の最大リスク!)
✅ バランスの取れた食事(ビタミンC・カルシウムを積極的に摂取)
✅ ストレス管理・睡眠をしっかり取る
5. まとめ
歯周病は、お口の中だけでなく、全身の健康にも深く関わっている病気です。
✅ 歯周病は「糖尿病」「心臓病」「認知症」「早産」などのリスクを高める!
✅ 正しい歯磨き・生活習慣の改善・定期的な歯科検診が予防のカギ!
✅ 歯周病ケアをすることで、全身の健康も守ることができる!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、歯周病の予防・治療を通じて、患者さまの健康をサポートしています。
「歯ぐきが腫れている」「口臭が気になる」「全身の健康のために歯周病を予防したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください!
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