「子どもが寝ているときに、いびきや無呼吸がある…」
「いつも口を開けて寝ているけど、大丈夫?」
「歯並びが悪いと、睡眠にも影響があるの?」
このような症状がある場合、**「小児の睡眠時無呼吸症候群(SAS)」**の可能性があります。
小児の睡眠時無呼吸症候群は、成長や発達に影響を与える可能性があるため、早期発見と適切な治療が重要です。
特に、**歯並びや顎の発達、気道(鼻や喉の空気の通り道)**は、睡眠時無呼吸症候群と深く関係していることが分かっています。
今回は、小児の睡眠時無呼吸症候群の原因や歯並びとの関係、治療・予防方法について詳しく解説します!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、お子さまの健康な歯並びと呼吸機能をサポートしていますので、ぜひ参考にしてください。
1. 小児の睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
小児の睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に一時的に呼吸が止まる、または浅くなる状態が繰り返される病気です。
✅ 1時間に5回以上、10秒以上の無呼吸が起こる場合は要注意!
✅ 酸素不足により、成長ホルモンの分泌や集中力にも影響が出る!
特に、2〜6歳の幼児期に多く見られるため、小さいうちからのチェックが重要です。
2. 小児の睡眠時無呼吸症候群の主な症状
「いびきをかいているけど、眠れているから大丈夫」と思っていませんか?
実は、小児のSASでは、無呼吸以外にもさまざまな症状が現れることがあります。
🛏️ 睡眠中の症状
✅ いびきをかく(特に大きないびき)
✅ 口を開けて寝ている(口呼吸が多い)
✅ 寝ている間に何度も目が覚める
✅ 寝汗が多い、寝相が悪い
✅ 息苦しそうにしている
🌞 日中の症状
✅ 朝起きたときにスッキリしない(ぐずりやすい)
✅ 日中の眠気、集中力の低下
✅ 落ち着きがない(多動性のような症状)
✅ 学習能力や記憶力の低下
✅ 成長ホルモンの分泌が妨げられ、発育不良になることも…!
「子どもが寝ても疲れが取れていないように感じる」「日中に集中できない」という場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
3. 睡眠時無呼吸症候群と歯並び・気道の関係
小児のSASは、歯並びや顎の発達、気道の広さと密接に関係しています。
① 歯並び・顎の発育とSASの関係
✅ 顎が小さいと、舌の位置が下がり、気道が狭くなる!
✅ 歯並びが悪い(特に受け口・狭いアーチ)は、呼吸がしづらくなる!
「歯並び=見た目の問題」ではなく、「呼吸機能」にも影響を与えるのです。
② 口呼吸の習慣とSASの関係
✅ 口を開けて寝ると、舌が後ろに落ち込み、気道が狭くなる!
✅ 口呼吸が続くと、上顎が狭くなり、さらに気道が狭くなる!
口呼吸の習慣があると、歯並びが悪くなり、さらに睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まるという悪循環に陥ります。
4. 小児の睡眠時無呼吸症候群の治療・予防方法
① 歯並びや顎の発育をチェックする(小児矯正)
✅ 顎の成長をコントロールする「床矯正」「拡大装置」で気道を広げる
✅ 歯並びを整えることで、呼吸しやすい環境を作る
矢部歯科医院では、お子さまの歯並びと呼吸の関係を考えた小児矯正を行っています!
② 鼻呼吸の習慣をつける
✅ 日中も口を閉じて鼻で呼吸する意識を持つ!
✅ マウステープ(口閉じテープ)を使って、寝ている間の口呼吸を防ぐ!
鼻呼吸を意識することで、気道の広さを保ち、睡眠の質を向上させることができます。
③ アデノイド・扁桃腺肥大のチェック
✅ SASの原因がアデノイド(咽頭扁桃)や扁桃腺肥大の場合、耳鼻科での相談が必要!
耳鼻科と歯科が連携して診断・治療を行うことで、より効果的な対策が可能です。
④ 生活習慣の改善
✅ 寝る前のスマホ・テレビを控え、深い睡眠を促す!
✅ 適度な運動をすることで、成長ホルモンの分泌を促進!
生活習慣の改善も、睡眠の質を向上させるポイントです。
5. まとめ
小児の睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、歯並びや顎の発達、気道の広さと密接に関係しています。
✅ いびき・口呼吸・寝相の悪さは、SASのサインかも!
✅ 歯並びが悪いと、気道が狭くなり、無呼吸を引き起こすことがある!
✅ 早めに歯科医院でチェックし、小児矯正や鼻呼吸トレーニングを取り入れることが大切!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、小児矯正を通じて、お子さまの歯並びと呼吸機能の改善をサポートしています。
「子どものいびきが気になる」「歯並びと呼吸の関係を知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください!
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