根管治療にMTAセメント?—歯を残すための最新治療を解説!【倉敷市連島・水島・玉島の歯医者】

こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
「むし歯が進行して神経まで達してしまった…」「根管治療をしたのに再発してしまった…」とお悩みの方はいませんか?

歯の神経を取る「根管治療(こんかんちりょう)」は、歯を残すための最後の砦とも言える治療ですが、
従来の方法では、治療後に再感染してしまうケースもありました。

しかし、近年の歯科治療の進歩により、**「MTAセメント」**という最新の材料を使用することで、
根管治療の成功率を大幅に向上させることが可能になりました!

今回は、MTAセメントの特徴や、従来の根管治療との違い、どんなメリットがあるのかについて詳しく解説します!


MTAセメントとは?

MTA(Mineral Trioxide Aggregate)セメントとは、生体親和性が高く、強い殺菌力と封鎖性を持つ歯科用セメントです。
1993年にアメリカで開発され、現在では世界中の歯科医院で根管治療や歯の修復に使用されています。

💡 MTAセメントの主成分

  • ケイ酸カルシウム
  • 酸化ビスマス
  • 水酸化カルシウム

これらの成分により、歯と一体化するように強固に封鎖し、細菌の侵入を防ぐ効果があります!


MTAセメントを使った根管治療のメリット

① 高い殺菌作用で細菌感染を防ぐ!

MTAセメントは、強いアルカリ性(pH12.5)を持ち、根管内の細菌を効果的に殺菌する働きがあります。
そのため、従来の治療法に比べて再感染のリスクが大幅に低くなる
のが特徴です。

② 歯の根の先(根尖)をしっかり封鎖できる!

根管治療では、根の先端をしっかり封鎖することが重要ですが、
従来の充填材では、時間が経つと細菌が入り込むことがありました。

MTAセメントは、水分と反応して硬化する性質があり、微細なすき間をしっかり埋めるため、
細菌の侵入を防ぎ、治療後の再発を防止する効果が期待できます!

③ 歯を削る量を最小限にできる!

従来の根管治療では、歯の中の感染部分を大きく削る必要がありましたが、
MTAセメントを使用することで、削る量を最小限に抑えながら、治療の成功率を向上させることができます!

💡 歯をできるだけ残したい方にとって、MTAセメントは非常に有効な選択肢です!

④ 再治療が必要になる可能性が低い!

MTAセメントを使用した根管治療は、従来の治療よりも長期間安定するため、
「何度も根管治療をやり直す必要がある…」といったリスクを軽減できます。


MTAセメント vs. 従来の根管治療の違い

MTAセメント 従来の根管治療(ガッタパーチャ)
殺菌効果 強いアルカリ性で細菌を死滅させる 直接的な殺菌効果はない
封鎖性(細菌の侵入を防ぐ力) 高い封鎖性で根の先をしっかり密閉 時間が経つと細菌が入り込むリスクあり
歯を削る量 最小限の削除で済む 感染部分を大きく削る必要がある
治療後の再発リスク 低い 比較的高い(再治療のリスクあり)

💡 「できるだけ歯を残したい」「再発のリスクを減らしたい」という方にMTAセメントは最適です!


MTAセメントはどんな治療に使われる?

MTAセメントは、根管治療以外にも、さまざまな治療に応用されています。

根管治療(根の充填・封鎖)感染の再発を防ぐ!
歯の神経を残す治療(生活歯髄療法)むし歯が深くても神経を残せる可能性がある!
歯根の破折や穿孔(せんこう)の修復歯の根が割れた場合の補修に使える!

💡 MTAセメントを活用することで、抜歯を回避できる可能性が高まります!


MTAセメントのデメリットは?

MTAセメントには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。

費用が高め(保険適用外のケースが多い)
硬化に時間がかかる(通常のセメントよりも治療に時間が必要)
取り扱いが難しく、熟練した技術が必要

💡 当院では、MTAセメントを使用した治療を行う際、しっかりとカウンセリングを行い、最適な治療プランをご提案します!


まとめ|MTAセメントで歯を残せる可能性が高まる!

MTAセメントは根管治療の成功率を大幅に向上させる!
殺菌力と封鎖性が高く、再感染リスクを低減!
従来の根管治療よりも歯を削る量が少なく、歯を残しやすい!
適用症例をしっかり見極めて、最適な治療を選択することが大切!

倉敷市連島町の矢部歯科医院では、最新の根管治療技術を用い、「できるだけ歯を残す」治療を心がけています。
「歯を残したい」「再治療を避けたい」という方は、お気軽にご相談ください!

📞 お問い合わせ・予約はこちら0864448800

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