こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
「矯正治療をするときに歯を抜く必要があるの?」「なるべく抜歯をせずに矯正したい!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
実は、矯正治療では必ずしも抜歯が必要なわけではなく、**「ディスキング(IPR:Interproximal Reduction)」**という処置を行うことで、歯並びを整えるスペースを作れる場合があります。
今回は、ディスキングとは何か?どんな方法で行うのか?痛みはあるのか? など、気になるポイントを詳しく解説します!
ディスキング(IPR)とは?
🦷 ディスキング(IPR)とは?
ディスキング(IPR:Interproximal Reduction)とは、歯の表面(特に歯と歯の間)をわずかに削ることで、歯並びを整えるためのスペースを作る処置のことです。
通常、0.2mm~0.5mm程度のエナメル質を削るため、歯に大きなダメージを与えることなく、抜歯をせずに矯正治療を進められることがメリットです!
💡 ディスキングの目的は?
✅ 歯並びを整えるためのスペースを確保する
✅ 抜歯をせずに矯正治療を進めるための代替手段
✅ 歯と歯のサイズのバランスを調整し、噛み合わせを整える
✅ 歯の形を整え、より自然な仕上がりにする
ディスキングはどんな場合に必要?
ディスキングは、以下のようなケースで行われることが多いです。
✅ **軽度の歯並びの乱れ(叢生)**がある場合
✅ 顎のスペースが少ないが、抜歯せずに治療を進めたい場合
✅ 矯正後の「後戻り」を防ぐために歯を少し削る場合
✅ 前歯の形を整え、審美的な仕上がりを向上させる場合
💡 特に、インビザラインなどのマウスピース矯正では、抜歯をしない代わりにディスキングを行うケースが多いです!
ディスキングの方法と流れ
① 事前診断(矯正相談・レントゲン撮影)
矯正治療を開始する前に、どの歯をどれくらい削る必要があるかを診断します。
② ディスキングの実施
実際の処置では、以下のような道具を使って歯のエナメル質を少しずつ削ります。
🔹 ストリップス(ヤスリのような薄い器具で、手作業で削る方法)
🔹 ダイヤモンドバー(歯科用の器具で、より正確に削る方法)
📝 処置は1回だけでなく、矯正治療の途中で複数回行われることがあります。
③ 仕上げとフッ素塗布
削った部分を滑らかに整え、フッ素を塗布することで歯のエナメル質を保護し、むし歯のリスクを低減します。
④ 矯正治療の継続
ディスキングで確保したスペースを活用し、矯正装置で歯を動かしていきます。
ディスキングのメリット・デメリット
✅ ディスキングのメリット
✔ 抜歯せずに矯正できる可能性が高くなる!
✔ 軽度のスペース不足なら十分な改善が期待できる!
✔ 歯のサイズを調整できるため、噛み合わせが良くなる!
✔ 見た目が自然で、審美的な仕上がりになる!
❌ ディスキングのデメリット
❌ 削る量が限られているため、大きなスペース確保には不向き
❌ エナメル質を削るため、処置後に一時的に歯がしみることがある(※すぐに慣れるケースが多い)
❌ 適切に行わないと、歯の形が不自然になる可能性がある(→経験豊富な歯科医師が施術することが重要!)
💡 ディスキングは、適切な量と方法で行えば、歯に大きな影響を与えずに矯正治療をスムーズに進められます!
ディスキングは痛い?処置後の注意点は?
🦷 ディスキングの痛みは?
→ ほとんど痛みはありません!
歯の表面(エナメル質)には神経がないため、削っても痛みを感じることはほぼありません。
🦷 処置後の注意点
✅ 一時的に歯がしみることがある(通常は数日で治まる)
✅ 歯の表面が少しザラつくことがあるが、すぐに馴染む
✅ 歯と歯の間をフロスや歯間ブラシでしっかりケアする
💡 処置後にフッ素塗布を行うことで、エナメル質を保護し、むし歯のリスクを防ぐことができます!
ディスキングはどんな矯正治療で行われる?
✅ ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)
✅ マウスピース矯正(インビザラインなど)
✅ 部分矯正(前歯の軽度な乱れを整える場合)
💡 特にインビザライン矯正では、抜歯を避けるためにディスキングを活用することが多いです!
まとめ|ディスキングでスムーズな矯正治療を!
🔹 ディスキング(IPR)は、歯を抜かずに矯正するための重要な処置!
🔹 0.2~0.5mmのエナメル質を削り、スペースを確保できる!
🔹 痛みはほぼなく、処置後もフッ素ケアをすれば問題なし!
🔹 ワイヤー矯正・マウスピース矯正どちらでも活用される!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、ディスキングを活用した矯正治療を行っています。
「抜歯をせずに矯正したい」「ディスキングが必要か知りたい!」という方は、お気軽にご相談ください!
📞 お問い合わせ・予約はこちら0864448800
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