こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
「歯周病の検査を受けたときに、細い器具で歯ぐきを測られたことがある」という方も多いのではないでしょうか?
この検査で測定するのが、「プロービングポケットデプス(PPD)」と「BOP(出血の有無)」です。
どちらも歯周病の進行度を評価する重要な指標で、早期発見・早期治療につながる大切なチェック項目です。
今回は、PPDとBOPの違い、なぜ歯周病の診断に役立つのか、どんな人が検査を受けるべきかについて詳しく解説します!
プロービングポケットデプス(PPD)とは?
🦷 PPD(プロービングポケットデプス)とは?
PPD(Probing Pocket Depth)は、歯と歯ぐきの間の「歯周ポケット」の深さを測定する数値のことです。
**専用の器具(プローブ)**を使って測定し、歯周病の進行度を評価します。
💡 健康な歯ぐき vs. 歯周病の歯ぐき
✅ 健康な歯ぐき:1~3mm(問題なし!)
✅ 軽度の歯周病(歯肉炎):3~4mm(炎症が始まっている)
✅ 中等度の歯周病:5~6mm(骨の吸収が進行している)
✅ 重度の歯周病:7mm以上(歯を支える骨が大幅に失われている)
🔹 PPDの測定方法
- プローブ(目盛り付きの細い器具)を歯周ポケットに挿入
- 数値を測定し、歯周ポケットの深さを記録
- 数値が高いほど、歯周病が進行している可能性がある!
💡 定期的にPPDを測ることで、歯周病の進行をチェックし、早めの対策が可能!
BOP(出血の有無)とは?
🩸 BOP(Bleeding on Probing)とは?
BOP(Bleeding on Probing)は、PPD測定時に歯ぐきから出血するかどうかをチェックする検査です。
歯周ポケットにプローブを挿入した際、出血がある=炎症が起こっていることを示します。
💡 BOP陽性=歯周病のサイン!
✅ BOPなし(出血なし)→ 歯ぐきが健康な状態
✅ BOPあり(出血あり)→ 歯周病の炎症が進行中!
🔹 BOPのチェックが重要な理由
- 出血がある=歯ぐきの炎症が続いている証拠
- 歯周ポケットの中に細菌が増えている可能性が高い
- 歯肉炎や歯周病の進行を防ぐために早めの治療が必要!
💡 PPDの数値が問題なくても、BOPが陽性なら注意が必要!
→ 歯ぐきの炎症が続くと、骨の吸収が進み、歯周病が悪化するリスクが高まります。
PPDとBOPの違いを比較!
項目 | PPD(プロービングポケットデプス) | BOP(出血の有無) |
---|---|---|
何を測る? | 歯周ポケットの深さ | 歯ぐきの出血の有無 |
測定方法 | プローブを歯周ポケットに挿入して数値を測定 | PPD測定時に出血があるかを確認 |
健康な状態の基準 | 1~3mm(正常) | 出血なし(BOP陰性) |
異常のサイン | 4mm以上(歯周病の可能性) | 出血あり(BOP陽性=炎症あり) |
どんな人が要注意? | 歯周ポケットが深く、細菌がたまりやすい | 歯ぐきに炎症があり、歯周病の進行リスクが高い |
💡 PPDとBOPの両方をチェックすることで、歯周病の進行度がより正確に判断できます!
PPD・BOPの測定が必要な人とは?
✅ 最近、歯ぐきが腫れたり出血したりすることが増えた
✅ 口臭が気になる
✅ 歯がグラグラするような気がする
✅ 歯ぐきが下がってきたと感じる
✅ 家族に歯周病の人がいる(遺伝的要因)
💡 自覚症状がなくても、定期的に歯周病検査を受けることが大切!
PPD・BOPの結果に応じた治療方法
🔹 軽度(PPD 3~4mm / BOPあり)
→ スケーリング(歯石除去)・正しいブラッシング指導で改善可能!
🔹 中等度(PPD 5~6mm / BOPあり)
→ ルートプレーニング(歯根のクリーニング)や、歯周外科治療が必要になる場合も
🔹 重度(PPD 7mm以上 / BOPあり)
→ 歯周組織再生治療(エムドゲイン・GTR)を検討することも!
💡 早期発見・早期治療が、歯を守るカギ!
まとめ|PPDとBOPで歯周病を早期発見しよう!
✅ PPD(プロービングポケットデプス)は歯周ポケットの深さを測定する重要な指標!
✅ BOP(出血の有無)は、歯ぐきの炎症のサイン!
✅ PPD・BOPを定期的に測定することで、歯周病を早期に発見し、進行を防ぐことができる!
✅ 歯ぐきの出血や違和感がある方は、早めに歯科検診を受けることが大切!
倉敷市連島町の矢部歯科医院では、歯周病の早期発見・治療に力を入れています。
「歯ぐきのチェックをしたい」「最近、歯みがきで出血が気になる」という方は、お気軽にご相談ください!
📞 お問い合わせ・予約はこちら0864448800
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