食品のpHと歯科の関係【倉敷市連島・水島・玉島の歯医者】

こんにちは、矢部歯科医院です!
みなさんは、毎日の食事が歯にどのような影響を与えるか考えたことはありますか?特に、「食品のpH(酸性・アルカリ性)」は、歯の健康に大きく関係しています。本日は、食品のpHと虫歯・歯のエナメル質への影響についてお話しします。


1. pHとは?

pH(ペーパー)とは、水溶液の酸性やアルカリ性を示す指標です。

  • pH7.0 が中性
  • pH7.0未満 は酸性
  • pH7.0以上 はアルカリ性

私たちの口の中も、食べるものによってpHが変化します。特に pH5.5以下になると、歯のエナメル質が溶けやすくなります(脱灰といいます)。


2. 酸性の食品と歯への影響

酸性の食品や飲み物を摂取すると、口内のpHが低下し、エナメル質が徐々に溶けるリスクが高まります。特に、以下の食品・飲料は要注意です。

食品・飲料 pH(目安) 備考
炭酸飲料(コーラなど) 2.5~3.5 砂糖が含まれるとさらに虫歯リスクUP
柑橘系果物(レモン、グレープフルーツなど) 2.0~3.5 直接歯に触れると酸蝕リスク
フルーツジュース 3.0~4.0 砂糖も多く含まれがち
ワイン 3.0~4.0 赤ワインは着色リスクも
ヨーグルト 4.0~5.0 無糖なら比較的安全
スポーツドリンク 3.0~4.5 健康的なイメージだが酸性度高め

💡 ポイント

  • 酸性度の高い食品・飲料は摂りすぎないように注意!
  • 食後すぐの歯磨きは避け、まずは水やお茶で口をすすぐと◎

3. アルカリ性の食品で歯を守る!

一方で、アルカリ性の食品は口内の酸を中和し、歯の健康を守る助けになります。

食品 pH(目安) 作用
牛乳・チーズ 6.5~7.5 カルシウムが豊富で歯を強くする
ナッツ類 6.0~7.5 歯の汚れを落としやすい
野菜(特に葉物) 7.0~8.0 唾液の分泌を促進
水・お茶 7.0~8.0 口内を清潔に保つ

特に チーズや牛乳は、酸性度を抑えながらカルシウム補給もできるため、食後に摂取するとおすすめ です!


4. 歯を守るための食習慣

① 酸性の食品・飲料を摂取したら、水やお茶で口をすすぐ
② 食事の時間を決めて、ダラダラ食べを避ける
③ 唾液の分泌を促す食品(チーズ、野菜など)を積極的に摂る
④ 食後の歯磨きは30分~1時間後に
⑤ 定期的な歯科検診でチェック!


5. まとめ

食品のpHは、歯の健康に大きな影響を与えます。酸性の食品や飲料を摂りすぎると、エナメル質が溶けやすくなり、虫歯や歯のトラブルの原因になります。日常の食生活を見直し、バランスの良い食事と適切なケアを心がけることが大切 です。

お口の健康が気になる方は、ぜひ矢部歯科医院にご相談ください!
皆さまの歯を守るために、最適なアドバイスをさせていただきます。

📞 ご予約・お問い合わせはこちら0864448800

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