こんにちは!倉敷市連島町の矢部歯科医院です。
お子さんの歯をチェックしていて、「乳歯って永久歯とどう違うの?」「どちらのほうが虫歯になりやすいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、乳歯と永久歯にはさまざまな違いがあり、虫歯のなりやすさも異なります。
今回は、乳歯と永久歯の違いと、虫歯を防ぐためのポイントについて詳しくお話しします!
🦷 乳歯と永久歯の違いとは?
乳歯と永久歯は、生えてくる時期だけでなく、構造や機能にも違いがあります。
乳歯 | 永久歯 | |
---|---|---|
本数 | 20本(上下10本ずつ) | 32本(親知らずを含む) |
色 | 白っぽく、透明感がある | やや黄色みがかった色 |
大きさ | 小さく、薄い | 大きく、厚みがある |
歯の質 | 柔らかく、エナメル質が薄い | 硬く、エナメル質が厚い |
虫歯の進行 | 早い | 比較的ゆっくり |
🦷 虫歯になりやすいのはどっち?
乳歯のほうが永久歯より虫歯になりやすいといえます。その理由を解説します。
① 乳歯はエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすい
乳歯のエナメル質(歯の表面を覆う硬い層)は永久歯よりも半分の厚さしかありません。
そのため、虫歯が進行しやすく、気づいたときには神経まで達していることもあります。
② 乳歯は酸に弱く、再石灰化しにくい
口の中では、食事をするたびに酸が発生し、歯の表面が溶けます(脱灰)。
永久歯は唾液の力で再石灰化(溶けた部分を修復する働き)ができますが、乳歯は酸に弱く、再石灰化しにくいため、虫歯になりやすいのです。
③ 乳歯のすき間に食べかすが残りやすい
乳歯は小さく、歯と歯の間にすき間ができやすいため、食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすいです。
特に奥歯の噛み合わせの溝は深く、しっかり磨かないと汚れが残ってしまいます。
④ 子どもは自分でしっかり歯磨きできない
小さなお子さんは、自分できちんと歯を磨くことが難しく、磨き残しが多くなります。
そのため、仕上げ磨きがとても重要になります!
🦷 乳歯の虫歯を放置するとどうなる?
「乳歯はいずれ抜けるから、虫歯になっても大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです!
❌ 乳歯の虫歯を放置すると…
- 永久歯が虫歯になりやすくなる → 乳歯の虫歯菌が永久歯に感染することがある
- 永久歯の歯並びが悪くなる → 虫歯で乳歯を早く失うと、永久歯がズレて生える
- 食事や発音に影響が出る → しっかり噛めない、発音が不明瞭になる
つまり、乳歯の健康は永久歯の健康にもつながるということです!
🦷 虫歯を予防するには?
乳歯を虫歯から守るために、次のポイントを意識しましょう。
✅ 1. 正しい歯磨きを習慣化する
- **1日2回(朝・夜)**しっかり歯を磨く
- 仕上げ磨きを小学校低学年頃まで続ける
- 歯ブラシは子どもの年齢に合ったものを選ぶ
✅ 2. フッ素を活用する
フッ素には歯を強くし、再石灰化を促進する効果があります。
- フッ素入り歯磨き粉を使う(年齢に合った濃度を選ぶ)
- 歯科医院でのフッ素塗布を受ける(定期的な処置がおすすめ)
✅ 3. 食生活を見直す
- ダラダラ食べを防ぐ(口の中が酸性になり続けると虫歯リスクUP)
- おやつは時間を決める(糖分の摂取をコントロール)
- 水やお茶を飲む習慣をつける(ジュースは虫歯の原因になりやすい)
✅ 4. 定期検診を受ける
乳歯の虫歯は進行が早いため、定期的な歯科検診がとても大切です。
- 3〜4ヶ月に1回、歯科医院でチェック!
- 専門的なクリーニングやシーラント(奥歯の溝を埋める処置)も効果的
🦷 まとめ
✅ 乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすい!
✅ 虫歯を放置すると、永久歯の健康や歯並びに悪影響を及ぼす!
✅ 正しい歯磨き・フッ素・食生活の改善・定期検診で予防を!
乳歯のうちからしっかりケアをすることで、永久歯も健康に育ちます。
お子さんの歯の健康が気になる方は、ぜひ矢部歯科医院までご相談ください!
📞 お問い合わせは 086-444-8800 まで、お気軽にご連絡ください!
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