「甘いものを食べると虫歯になる」とよく言われますよね。でも、砂糖が含まれていても、食べ方次第では虫歯になりにくい食品もあるのです!
今回は、砂糖と虫歯の関係、そして虫歯になりにくい食べ方のコツを紹介します。
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なぜ砂糖が虫歯の原因になるの?
虫歯は、口の中の**むし歯菌(ミュータンス菌)**が、砂糖をエサにして酸を作り、歯を溶かすことで発生します。
つまり、砂糖が悪いのではなく、むし歯菌が酸を作る環境をつくることが問題なのです!
🔴 虫歯になりやすい食べ方
☑ ダラダラ食べ続ける
☑ 口の中に甘いものが長く残る(飴・キャラメルなど)
☑ 食べた後に歯を磨かない
🔵 虫歯になりにくい食べ方
✅ 短時間で食べる(間食を決める)
✅ 食後にお水やお茶を飲む
✅ しっかり歯を磨く
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砂糖が含まれていても虫歯になりにくい食品とは?
実は、砂糖を含んでいても虫歯になりにくい食品があります。ポイントは、口の中に残りにくいかどうか!
① チョコレート(高カカオ or キシリトール入り)
→ 砂糖たっぷりのミルクチョコは要注意ですが、カカオが多いビターチョコや、キシリトール入りのチョコレートは虫歯になりにくいと言われています。
💡 理由
✅ カカオに抗菌作用があり、むし歯菌の働きを抑える
✅ キシリトールはむし歯菌のエサにならず、むしろ虫歯予防に役立つ
② ヨーグルト(無糖 or 低糖)
→ ヨーグルトには乳酸菌が含まれていて、口の中の環境を整える効果があります。
💡 ポイント
✅ 砂糖入りでも、口の中に残りにくいので影響が少ない
✅ 乳酸菌が歯周病予防にも役立つ
③ フルーツ(リンゴ・イチゴなど)
→ フルーツには果糖(フルクトース)が含まれていますが、食物繊維が豊富なので歯にくっつきにくいです。
💡 ポイント
✅ よく噛むことで唾液が出て、虫歯を防ぎやすい
✅ レモンやイチゴには歯の汚れを落とす効果も!
⚠ 注意! バナナやドライフルーツは歯にくっつきやすいので、食べた後のケアが大切!
④ おせんべい・クラッカー(砂糖不使用)
→ 砂糖が含まれていても、歯にくっつきにくく、口の中に残りにくいものは比較的安全。
💡 ポイント
✅ よく噛むことで唾液が出やすい
✅ ただし、のりや味付けせんべいは糖分が多いので注意
⑤ アイスクリーム(すぐ溶けるタイプ)
→ 「アイス=虫歯になりやすい」と思われがちですが、口の中に長時間残らないので、食べ方次第では問題なし!
💡 ポイント
✅ すぐに溶けて飲み込めるので、飴やキャラメルより影響が少ない
✅ ただし、寝る前に食べるのはNG!
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虫歯にならない食べ方のコツ!
1️⃣ ダラダラ食べない!
→ **時間を決めて食べる(食事+おやつの時間)**だけにする
2️⃣ 水やお茶を飲む
→ 食後に水やお茶で口の中をサッと流すだけでも効果あり!
3️⃣ 飴やキャラメルより、すぐ溶けるものを選ぶ
→ 口の中に長時間甘いものがあると危険!
4️⃣ キシリトール入りのガムを活用!
→ キシリトールはむし歯菌の活動を抑え、唾液を増やしてくれるのでおすすめ。
5️⃣ 食べた後はしっかり歯磨き!
→ 特に寝る前は必ず歯磨き&フロスを!
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まとめ:食べ方次第で虫歯を防げる!
🍫 砂糖が入っていても、食べ方次第で虫歯になりにくい食品はある!
🥛 ヨーグルトやフルーツ、ビターチョコは意外と安心!
🦷 ダラダラ食べず、水やお茶を飲んで、しっかり歯磨きが大切!
「甘いものを食べたら必ず虫歯になる」というわけではなく、正しい知識とケアでおいしく楽しむことができます!
矢部歯科医院では、虫歯予防のアドバイスや、お子さんの歯の健康相談も受け付けています。「どんなおやつなら大丈夫?」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
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